暦本純一さんのお話を聞きに。
暦本さんは、東大の教授で、ソニーコンピュータサイエンス研究所の副所長という役職で、人間とテクノロジーのインターフェイスがご専門。ちょっと肩書きに圧倒されるけど、でも研究内容はとても身近なものだった。
研究室で面白かったのは、笑顔を見せないと開かない冷蔵庫。
カメラセンサーが、笑顔を認知して、okだと開く。
プンプン怒っていると、食事も出来ないし、ビールも飲めない。
やっぱり食事は楽しくとりたいから、笑顔。
『楽しいから笑うのではない。笑うから楽しい』・・・ウィリアム・ジェームズ
建築でも、笑顔でないと開かないドアとか、笑顔でないと点灯しない電気とか、笑顔でないと流れないトイレとか・・・作ろうか?!
疲れて帰って来ても、玄関先で、ニコッ!
仕事を始める前にパソコンの前で、ニコッ!
トイレでスッキリした後に、ニコッ!
明るい生活になりそう。
画:hiromichi yasuda
*インターフェイス
インターフェイスというと分かった様な分からない様な感じだけど、暦本さんの功績で最も分かりやすい例は、iPhoneのタッチパネルの開発。指でシュッシュッとやったり、二本指を拡げたり縮めたりするアレ。
2000年前後に大凡の仕組みは出来ていたようで、iPhone登場はそのずっと後になる。
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