心地よい一日
環境デザイン・アトリエ
横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。
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2012年12月30日日曜日
年末
今年の12月30日は、いつもとちょっと違っていた。
例年の今日は、慌てて年賀状を書き終えてポストに投函・・・だったけど、今年は早々に終わって、作業無し。
いつも4日以降届いていたそれも、たぶん元旦に届く。
正月に帰省先で読む本
も先々日買ったから、これから本屋に行く必要もなし。
帰省の電車でゆっくり読もう。
こんなに雨が降る年の瀬は何年ぶりだろうか?・・と思いつつ
今年の仕事を終える。
お疲れさま。
みなさん、良い年をお迎えください。。。。
画:hiromichi yasuda
2012年12月28日金曜日
ちょっと休憩
今日は一日中パース(透視図)を描いていた。
ちょっと疲れたので・・・ここで休憩。
休憩中にブログってのもヘンだけど・・・
これが休憩になったりするんです。
ふう・・・
パースを描く頭(手?)と
ブログを書く頭とはちょっと違う。
右脳(感覚)と左脳(理屈)、パースと文章では使う脳が違う・・・・と聞いた事がある
。
もっともらしい理屈だけれど、なんとなくしっくり来ない。
もうちょっとピッタリくるのは・・・・
・・・・・
そうそう、満腹でも最後のデザートは食べられる、
フルーツは別腹、みたいな感じ。
ブログは別腹。
画:hiromichi yasuda
2012年12月27日木曜日
薬屋さんの前で・・
出勤途中、薬屋さんの前を通りかかると、ある広告に目が止まった。
「記憶力・
集中力
が落ちた人の為に。よく効く薬があります」
ゥゲッ・・・・
中高年向けに、インパクトある広告だな〜。
確かに、記憶力、集中力は20代の時と比べて落ちてる気がする・・・
他にも、筋力、体力、持久力、柔軟性・・・対応力まで含めて年々落ちてる気がする。
反対に、歳を取って増えたものを探すと、白髪、顔のしわ、体重、図々しさ、心配ごと・・・・・・
あ〜あ・・・
まるで年をとる事がいけない事みたいで、
ちょっと暗くなりそう。
・・・でもまてよ???
許容力、忍耐力、精神力・・・は、昔より少しましになってるかもしれない。
画:hiromichi yasuda
2012年12月26日水曜日
年の瀬
昨日は、今年の
黄金町での活動の
反省会も兼ねた忘年会。
黄金町バザール(黄金町のアート展)も終わり、一年の締めくくりだった。
メンバーはそれぞれ一品づつ持ち寄って、参加。
我々建築家チームは、肉屋さんでチキンの丸焼きを購入。
ショウガ汁を持ち寄ったアーティストもいて、飲むと体が温まる。
いよいよ年の瀬だけれども、進行中の作業が終わらないとスッキリ年が越せない。
しぶしぶ会半ばで退出。
画:hiromichi yasuda
2012年12月24日月曜日
姪の結婚式
昨日、姪の結婚式出席の為に、静岡に行く。
小さい時から、僕には「ニーニ」と懐いていた姪も・・・・もう結婚か
・・
月日の早さに、改めて驚く。
家族が集まる時など、それぞれ離れている者のスケジュールを調整したりして、連絡係を買って出るしっかり者だった。
ウェディングドレスの彼女は、以前より
細身でちょっと奇麗になってて、終始満面の笑みで、本当に楽しそうだった。
彼女の笑顔を見て少し寂しさを感じた時、両親(僕の姉・義兄)の心中がどんなものか?理解した。
画:hiromichi yasuda
2012年12月22日土曜日
歌の上手い人が羨ましい
決して上手い訳じゃない。どちらかと言うと・・・
音痴。
合唱大会の練習で、「安田君音程ハズレテル・・」と指導の先生に言われた事があるから、人に聞かせるモノではない。
だからという訳ではないけど、歌の上手い人は羨ましいデスネ。
上手い人の
歌は、ほんの一瞬で、その場を掴む。
ある意味、魔法。
先日も友人でプロ歌手の歌を聴いたけど、サワリの部分で既にその場
は一つになった。
肉声をメロディーに乗せるという、とてもシンプルで原始的な事なんですけどね。
いや・・・シンプルで原始的だからこそ、良いのかも・・・・
画:hiromichi yasuda
2012年12月21日金曜日
好きな階段と、そうでない階段
昔から、階段について考える事が多い。
普通に考えたら、上下階を繋ぐ(だけの)ものと考えがちだが、実はちょっとした工夫で、良くも悪くもなる。
ここで言う「良い」とは、昇るのが苦痛ではない、あるいは積極的に昇りたくなる階段。「悪い」とはその逆。
例えば、昇りたく無い階段としては、歩道橋。
あと、
地下鉄で経験するが延々と続く階段。これもあまり昇りたく無い。
東急東横線の反町駅の階段は、ご存知の方は少ないだろうが、ホームから階段を見上げただけでゲッソリ。4・5階ぐらいを一気に昇る階段である。
結局、上下を繋ぐという機能以上(以外)の事は考えていないからだろう。
対して、
さりげなく上階へ誘う階段は好きだ。
例えば、槇文彦さん(建築家)の階段はよく考えられている。
青山のスパイラルビルや京都の国立近代美術館の階段はいつも感心するが、僕の好きな階段の一つである。
*これは我社設計の階段。自然と上階へ誘うよう光の使い方を考えた。
写真:hidehiko nagaishi
2012年12月19日水曜日
町の大工
昨日、遠藤勝勧さん*の話を聞いて、日常の風景に大工さんが普通に存在していた事を思い出した。
遠藤さんは、現在78歳。
少年の頃、工事現場が好きで、大工さんの仕事をちょくちょく見に行っていたそうだ。建築現場が自分にとっての学校で、日常風景の中から木造について学んだ。
その後、19歳で菊竹事務所の門を叩く事になる。
そういえば、子供の頃、気が付くとどこかで木造住宅の工事をやっていた。「建前」とかいって、上棟式では餅を投げてたし。
大工さんが建設現場や近所の作業場で、
ノコやカンナをかけているのが日常の風景だった。
ブルーシートで、今じゃ見られないですね・・・
*
遠藤さんは、菊竹清訓さんの事務所で長い事番頭さんをやっていた
。
画:hiromichi yasuda
2012年12月18日火曜日
みかん
みかんは好きなのでよく食べる。
小さい頃、実家にみかん畑があって、収穫時には親戚のおばさん7・8人が呼び集められて、みんなでみかんを刈り取った。
収穫されたみかんは、8畳程の倉庫に子供の身長ほど積み上げられて、その部屋がみかんでいっぱいになるのは一年でその時期だけだった。
もうみかんは止めてしまったが、実家からは今も
みかんが届く。
今年も、また、みかんが届いた。
画:hiromichi yasuda
2012年12月17日月曜日
同窓会-2
もう、12月も半ば過ぎ。
この季節になると、忘年会・クリスマス会等が重なってくる。
先日、クリスマス会を兼ねた高校同窓会が開かれた。
今年になって何度か会っている面々なので、懐かしいという感慨は既に無し。
しかも、皆、遠慮無し。
純情な高校の時の比べて、あれま、そこまでいうかい!?
ま、しかし、神経が図太くなるのは、それだけつらい事や
苦い経験
を乗り越えてきた裏返しでもある。あえて口にはしないが・・・と言っていたのは村上春樹だったっけ・・・
お互いに そんなこんなで タフになる。
画:hiromichi yasuda
2012年12月15日土曜日
「木をめぐる対話」・本を頂いた
木材原木協同組合の方が
「木をめぐる対話」という本を送ってくれた。
早速、パラパラめくると、安藤忠雄さんとか、隈研吾さんとかそうそうたるメンバーの中に「林 以一」さんの名前を発見する。
4.5年前、秋田県の仕事(会場構成)でご一緒したが、
林さんは
「最後の江戸木挽き職人」だった。
「木挽き」とは、大鋸(大きなノコギリ)で丸太から材木を切
出す仕事の事を言う。
柱とか、根太とか、垂木とか胴縁とか(ま、イロイロあるけど)それを人力だけでやる。
今はほぼ100%機械でやってるけれど、林さんとお弟子さん(東出さん)がゆっくりゆっくり鋸で切出している風景は、どこかのどかで平和な風景だった。
忘れられない思い出である。
写真:hiromichi yasuda
2012年12月14日金曜日
2つの郵便物
事務所に郵便小包が届いた。
箱を小脇に抱えた配達員さんが、「郵便です。サインお願いします」と言いながら、2つの箱を僕の前に置いた。
一つは、以前から欲しかった建築の古本。
もうあまり出回っていないようで、やっと手に入れた一冊。
ページをめくると、古本特有の匂いがする。
もう一つは、我社の年賀状(2013年版)で印刷依頼していたもの
。
仕上がりが心配だったので、早速確認するが紙質も印刷もマズマスでホッとする。
これで、良い年が迎えられそうだ。
考えてみると・・・・過去と未来が同時に届いたようで、ちょっと不思議な感じ。
何となく年の瀬を感じる今日この頃。
画:hiromichi yasuda
2012年12月13日木曜日
マシンの調子がいい
コンピュータに詳しい人なら、だからどうした?という話だが・・・・
これまでソフトを複数立上げると、急に処理速度が遅くなって往生していた。
例えば、ワードで文書を書きながら、別のソフトを立上げると、ワードの動きが鈍くなったりと・・・・
ちょっとあんまりなんで、試しに容量の大きいメモリを搭載してみた。
あら不思議。今までのストレスがウソのよう、これが同じマシンかと思うぐらいヒュッヒュッと画面が切り替わるじゃありませんか。
明日から仕事環境はこれ→
画:hiromichi yasuda
2012年12月11日火曜日
小学校の校舎について考えた事
僕は常々、建物はそれを使う人と[イメージ]が近いのが良いと思っている。
建物(のイメージ)=使う人(のイメージ)・・・が良いと思っている。
つまり、身分不相応な建物はどこかギクシャクしている。
今日、
設計の打合せで小学校に行った際につくづくそれを感じた。
訪問したのが丁度休み時間で、こども達が教室から元気よく飛び出してきた。
ポッチャリしていて大人より(頭も体も)柔らかそうな子供らが、
八切れんばかりの天真爛漫さで飛び出してくる
。
かけ声もすごくて、コンクリートの建物だから反響音がスゴい。
しかし、こども達の元気の良さとは裏腹に、鉄筋コンクリートの校舎はイマイチだな〜と感じた。
硬質で冷たい感じで。
柔らかくて天真爛漫なこども達を、固い殻で押え込んでいるような違和感だった。
もうちょっと木質感のある柔らかな校舎は出来ないだろうか?とか、
こども達の生き生きした姿に見合ったスペースは作れないだろうか?とか。
小学校の校舎は、もっと[子供]に近づくべきである。
画:hiromichi yasuda
2012年12月10日月曜日
建築写真の撮影
昨日、改修したインテリア写真を後藤武サンに撮影して頂いた。
どんな構図で写真を撮るのか、
一緒に付き添って勉強しようと思っていたら・・・
「あ、(付き添わなくて)いいっすよ。(安田さんは)事務所に戻って仕事してて下さい。勝手にやってますから。」・・・
と、バッサリ。
結局、言われるがままに後藤サンの仕事姿は見ずに事務所に戻った。
しかし、後藤サン、自分が撮影している姿を見られるのがイヤなんだろうか・・・・?
実は、撮影中、鶴に変身して、身を削って仕事してたりして。。。恩を売った記憶、ないけど・・・
ま、しかし、前回もいい写真を撮ってくれたので仕上がりが楽しみである。
画:hiromichi yasuda
2012年12月8日土曜日
おったまげた〜
僕は、木には詳しいし木材は好きだ
と自負していた。
木造住宅は得意だし・・・・
しかし、おったまげた〜。
今日見学したのは、長谷木記念幹だ。
(記念[館]←じゃなくて、記念[幹]なのだそうだ)
北米産の木材(オーク、シダー、アッシュなど)が次から次に出てくるだけじゃなくて、樹齢600年とか2000年とかのダグラスファー(松科の針葉樹・・いわゆる米松)が紹介されていた。
特に、樹齢2000年のダグラスファーは、100m近くの高さになると言う。
100mにもなるダグラスファーの森は、樹木の蒸散作用で、雲を作り、雨を降らすのだとか・・・
もう、想像を超えてますね・・・
実際、幅1.5m、長さ6m、
厚さ10cm程の「無垢」のテーブルを目の前にすると、これは一体幾らするのか?と、庶民感情丸出しになってしまった。
長谷木の社長さんの話を聞くが、ほんと〜に・・・心から木を慈しんでいる。
世の中には僕など足下にも及ばない程、木を愛して止まない人がいるのだ・・・
画:hiromichi yasuda
2012年12月7日金曜日
新築と改修について
最近は改修工事の依頼が多く、設計中や現場監理を含め現在進行中の計画は全て改修工事だ。
勿論、改修専門に請負っているわけではなくて、新築もやる(むしろこっちが専門)のだがこれも時代の流れか・・・
ただ視点を拡げてみると・・・例えば都市のスケールでみたら、一戸の新築は街にとっては改修に過ぎない。
例えば、食卓を広くしたいというのは、街に新しい
レストランが欲しいということだし、子供が出来たので部屋を一つ増したいというのは、人が多くなったのでマンションを一個建てましょ・・というのと同じ程度のこと。
つまり、改修ー新築というのは、規模の大小はあれ「改造」という意味で同じ建築行為と言える。
先日、黄金町で設計監理した改修工事が
日経アーキテクチャー
の記事になった。
服飾デザイナー伊東純子さんと初めてコラボレーションした仕事で、素敵なカーテンを作ってくれた。
写真:hiromichi yasuda
2012年12月5日水曜日
建築家は「経験」のプロでなければならない
”建築家は「経験」のプロでなければならない” とは、原広司さんの言葉。
例えば、5万人の観衆がどのような動きをするか知っていなければ
スタジアムは設計できないし
、お料理をする主婦の気持ちがわからなければ良いキッチンは設計出来ない。
さらに言えば、[今までに無いもの]を設計するには、そこでどのような経験が生まれるか?をリアルにイメージ出来なければいけない。少なくとも設計者の頭の中では。
話は変わるけど、先日の
[
肉離れ]
でちょっと不自由している。
階段は手すりが無いと辛いし、ちょっとした移動も億劫だし、
歩くスピードは普通の人の半分以下だから信号機の点滅にオロオロするし、妙な歩き方で他人の視線は気になるし、とまあ、枚挙にいとまが無い。
恐らく、高齢者や障害を持たれているなど足腰が不自由な人の「経験」の一部を「経験」しているのだろう。
肉離れは痛い「経験」だったけど、不自由な「経験」は設計者としては貴重な「経験」だったということかな。
画:hiromichi yasuda
2012年12月4日火曜日
肉離れ
昨夜、友人達とフットサルをしている最中に・・・
肉離れ
走り始めた際に、ボンッ!とバットで殴られる傷みをふくらはぎに感じた。
振り向いても、バットはおろか人もいない。
一瞬、何が起こったのかわからなかったけど、ふくらはぎの違和感は納まらず・・・暫くしてそれが肉離れとわかった。
・年をとって急な運動をすると怪我をする。
・準備体操は入念に。
・無理をしない。
皆からの忠告、わかっちゃいたけど・・・・
どこかで、自分はまだ若いと思っていたのか・・・
今朝、右足ふくらはぎが左足の1.5倍ぐらいの太さになっていた。
画:hiromichi yasuda
2012年12月3日月曜日
寒い中、魚を捕る水鳥
窓の外の風景で、水鳥が川面に浮かんでいる。
ちょっと目を離すと居なくなってしまった。
しばらく探していると、水中から顔を出してポッカリ浮かび、さっきと同じようにのんきにぷかぷか浮いている。
よく見ると、口をモグモグ動かしているので、消えたのは魚を取る為に水中に潜ったのだとわかる。
ただプカプカ浮いてる訳じゃなかったんだ・・・
しかし、こんな寒い日に水中ハンターとは・・・・羽毛が防寒具になっているんだろう。
・・・・・・・・・
絞めてダウンジャケット作ったらさぞや暖かいだろうな。。。
画:hiromichi yasuda
2012年12月2日日曜日
本を読むの理由の一つに・・・
僕にとって、本や論文を読む目的は幾つかあるけど、
その内の一つとして(大げさに言えば)人生の指針を求めているようなところがある。
解決不能の問題に陥ったとき、フッと救いの手を差し伸べてくれるのが書物や論文である事が多い。
無意識にたぐり寄せているのかもしれないけど・・・
今日も、二つの論文(文章)がドンヨリしたした気分を救ってくれた。
袋小路に入った時のいや〜な気分を、パッと視界が晴れた状態にしてくれるのが・・・ホン。
麻雀で鳴くの・・・ポン
西ドイツの首都だったのは・・・ボン
画:hiromichi yasuda
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