どちらかというと地味な種目だけど、日本人が世界記録を持っているらしくて珍しくテレビで完全生中継をしていた。
しばらくして、アナウンサーや解説者の中継を(かなり違和感をもって)聞く事になった。
「◯△選手、良い位置取りで、[歩いて]おります」
「ええ、この位置で、虎視眈々と先頭を伺いながら[歩いて]欲しいですね」
「表情は、まだ余裕のある[歩き]ですね・・・・」
・・・[歩く]を連発されると、なんかちょっと拍子抜けしてしまう。
競歩は、どこか便秘に似て・・って言うか・・・急いでるけど走ちゃいけない、という不自然さが、出そうで出ないアレに似て、スッキリしないスポーツだな・・・と、終始思ってたけど・・・・・
でも、完走・・・あ、いや、完歩した選手は清々しい顔をしてたから、そうでもないのかな?
画:hiromichi yasuda