環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2016年4月30日土曜日

デジタルカメラ

先日、中古のデジタルカメラを買った。
7・8年の型落ちで、定価の1/10程度の価格だったと思う。
購入した物自体はしっかりしていて、殆ど新品。

ここ数年は、解像度にしろ、感度にしろ、ズームにしろ性能がアップしているわけでもなく、魅力的な新機能が加わった訳でも無い。

結論として、どうして新品を買う必用があるのか?と思った訳だけど、案の定、市場の売上げはジリジリと落ちているらしい。
僕の感覚は、一般常識と離れていない。

ところで、このデジカメ、とてもコンパクトで、広角撮影可能。
鞄に入れて、いつも持ち歩いている。
画:hiromichi yasuda





2016年4月27日水曜日

[ケア]の空間デザイン

東京電機大学でやっている設計課題は、住宅を[車椅子生活者]の為にリノベーションする、というもの。
ちなみに、以前このブログでも紹介した。
[老後について考える その1]

先日、その課題に先立って、学生と一緒に福祉機器研究がご専門の鈴木真先生のレクチャーを聴いた。
とても面白いレクチャーだったのでサワリだけ紹介します。

ハンディキャップを負った人が日常生活を送る為の「人」と「環境」の関係は、[図1]のように整理出来る。

[環境が要求するレベル][個人が実行可能なレベル]の相互関係は、
1)ユニバーサルデザイン
・・・社会状況を改善する。(環境が個人に寄り添う)
2)ハンディキャップを持つ個人の能力アップ
・・・医療・訓練(リハビリ)・教育。(個人が環境に対応する)

ここで重要なのは、「個人の能力」に応じた「空間デザイン」であること。

ユニバーサルデザインに限らず、これからの空間デザインのヒントになりそうなので、少し勉強しよう・・・と思った。


図1







2016年4月23日土曜日

人の発熱量

人、1人の発熱量は、100w相当なんだそうだ。
(web情報だけど・・・)


ま、それが正しいとして、今月から始まった図学の授業では、100wの学生が101人受講する事になった。
200m2程度と、さほど広くない教室ですし詰め状態。


ちなみに、100w/人だと、100人で、10kwになる。
(100w/人×100人=10kw)

太陽光パネルだと50m2程度必用。
 (電気を売ったら、300円/hだ。)
・10畳用のエアコンを13台同時つけることが出来る。
 (図学の教室と同じ広さ)
・掃除機を12台同時に使うことが出来る。

 (あっという間に教室が奇麗になるな・・・)
・ノートパソコンを400台同時に使用することが出来る。

 (学生1人あたり、4台同時使用できる・・・でも、4台も使わないか(笑)・・)
・平均的な炊飯器で56台(4.5合)
ご飯を炊くことが出来る。
 (252合炊ける・・・一人暮しだと300日分やね・・)
・7.5wのLED照明を、1333灯、灯す事が出来る。
 (おお、明るい!) 

101人の授業、熱気でムンムン、教室が暑くなる訳だ・・・・
画:hiromichi yasuda

2016年4月15日金曜日

HP(ホームページ)の更新・・にむけて

事務所のHP(ホームページ)の更新、いよいよ終盤に差し掛かってきた。

暇を見つけて作業しているのもあって、切れ切れにデータを送るからwebデザイナーさんにはずいぶん迷惑をかけてしまった・・・
でも、やっと完成形が見えてきた。

デザインにこだわった細かい要求を出すと、webデザイナーさんは冷静な評価をしてくれる。

例えば、閲覧者に優しい・解りやすい・といった視点でアドバイスをもらえるから、自分のこだわりは、本当に必用なのか?が明らかになってくる。

[作者の視点]と[閲覧者の視点]を交互に変えながらバランスよく作る事が出来たと思う。

もうすぐ、ウェブ上で見られるので、乞うご期待!


画:hiromichi yasuda

2016年4月12日火曜日

新学期に思う事

ここ数日、駅でも、バス停でも、街のあちこちでスーツ姿の若者に出会う。
あきらかに、昨日までニットのパーカーでも着ていたような、スーツ姿が似合わない若者達である。
でも、5月・6月になると、徐々にスーツが似合うようになっていく。

大学でも新学期が始まった。
新入生に対する授業では、先月まで高校生だった学生はまだまだ幼い風貌である。
でも、彼らも4年経つと社会に出て行く。

長い人生において、この年頃は日々大きく変化する(成長する)時期である。

当人は気が付いていないだろうけれど、彼らを見ているとつくづくそう思う・・・
と同時に、自分が歳をとったことも。
画:hiromichi yasuda

2016年4月5日火曜日

昔の事務所のOB会

先日、以前勤めていたワークステーション(設計事務所)のOB会があった。
所長の高橋御夫妻と、初期スタッフ(みかんぐみの竹内さん)から、現在のスタッフまで、20名弱が集まった。

それぞれが、独立後の近況報告を交えて、今手がけているプロジェクトを発表する。

以前と違い、建築家の職能領域が不透明になっている昨今、プロダクトを中心に活動している後輩から、街づくりまで活動領域を広げている後輩など、皆それぞれが違う道を歩き始めている。
自分の進む道を模索しながら、強かに活動している姿は聞いていて頼もしい

最後にドイツ人の元同僚(ユルゲン)によるビオラの独奏でお開きとなる。
余韻の残る、とても楽しい宴だった。
画:hiromichi yasuda