環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2014年12月29日月曜日

今年も一年お世話になりました。

今年も残すところあと3日、日も暮れて誰も居なくなった事務所で年賀状を書いていると、しみじみ年の瀬を感じる

独り事務所はあまりに静かなんで、YouTubeでチャンネンルを適当に選んでいると、タモリのデタラメ外国語をやっていた。
久しぶりに聞くと結構面白くて、4カ国語麻雀なんかは、声を出して笑ってしまった。

改めてタモリの芸は面白かったな〜とYouTubeを聞きながら、当時の中学の先生や友人へのコメントを考えつつ・・・ペンを走らせる。

今年もいろんな人に支えられた一年でした。
来年も宜しくお願いいたします。


画:hiromichi yasuda

2014年12月25日木曜日

密かな楽しみ

年末はただでだえ忙しいけれど、今年はより多忙であった。
(まだ現在進行形だけど)

そんな中で、というか、だからこそ、と言うか、予定していた打合せが突然キャンセルになったり、明日までに解かなければならぬ難問があっさり無くなった時・・・・・
つまり[・・ネバならぬ]強制労働が、フッ・・と消えた時、ちょっとした脱力感と一緒に、なんか得したような気がしてしまった。
丁度、小学生の「土曜日」の午後のような、ちょっとした開放感というか。

さっさと切り上げて、早めに帰って、あとは自由。
ごろりと横になって読みかけの本を読むような時間が・・・何とも言えぬ楽しみであった。

抑圧されてるのかな・・・・

画:hiromichi yasuda





2014年12月22日月曜日

日本工業大学でのレクチャー

去年に続いて、今年も小川先生に呼ばれて日工大で建築の話をしてきた。
黄金町でのまちづくり活動、や、新しい建築設計など、これまでやってきた仕事をスライドで紹介した。

去年の話とだいぶ被っているところもあるけれど、それなりに新しいプロジェクトもあって、与えられた90分はあっという間に終わってしまった。

学生の反応が気になるところではあるけれど、黄金町の話は、興味を持ってくれたようで、まちづくりにおける「解りやすさ」についての質問があった。
地域や人の繋がりなど、ハードとしての建築からソフトな面に関心が広がっているのを感じた。

小川先生は、学生のレポート(講義の感想)を送ってくれるという。
こうした機会を与えてくれて、感謝、である。

画:hiromichi yasuda

2014年12月17日水曜日

中華料理

僕の従弟は、横浜の中華料理屋さんである。(お店は中華街ではないけれど)
なかなかの腕で、ひいき目なしに美味しい。

ところで中華料理は、中でも炒め物は、野菜も肉も「同じ形状に切って揃える」と聞いたことがある。
見た目も奇麗だけれど、もっと重要な理由がある。

例えば青椒肉絲は、ピーマンも、タマネギも、豚肉も、全て細切り、数ミリ角の断面で3・4センチ程度の角柱である。青椒肉絲というえば、具材は違うが、全て”もやし”みたいな形状を思い浮かべる。
回鍋肉は、薄切りの肉とキャベツ・ピーマンがほぼ3・4センチ四方で、平べったい具材の集合である。

中華料理は、強火で一気に仕上げるのが食感にとっての生命線
その時、火の通りを一様にする為に、野菜も肉も「形状を揃える」のだそうだ。
隅々まで火が通ったサクッとした食感の美味しい青椒肉絲には、そんな秘密があったのだ。

なるほど。

clair de lune chinois(クレール ドゥ リュヌ シヌワ)
*従弟の店。空心菜と黒酢豚がオススメ
画:hiromichi yasuda




2014年12月12日金曜日

現場通い

現場は、
埼玉、板橋、どちらも1時間〜1時間半程電車に乗る。
遠い。
今、進行中の工事現場である。

仕上の建築資材が必用なときもあって、先日は窯業系サイディング(外壁材)を複数カバンにつめて、それを背負って電車に乗った。

窯業系サイディング(サンプル)は小さな瓦程の重量があって、それを背負うと、背中にズッシリと重みを感じて、その日は身長が数ミリ縮んだんじゃなかろうか?と思う程。(いや、ホントに)


ふぅ・・・・・ため息をつきながら着座して思う事は・・・・


「人の一生は 重荷を負うて、遠き道を行くがごとし。」
ーーーーー徳川家康ーーーーー
画:hiromichi yasuda


2014年12月9日火曜日

現場・現場・そして・・・現場

現場が続いている。
建築では「現場」といや、工事現場をさす。

もうちょっと言うと、単に工事をしている場所を差すだけでなくて、設計(机上)が終わって工事(実態)が始まったその状態も含めて、「現場」と呼んでいる。

つまり、「現場」では、想定外な事が次々と起きるのであって、
あらゆる難問奇問を乗り越えて建物が完成する、わけですね。

今3つの建物が同時進行で、それぞれご多分に漏れずいろんな出来事が起きる訳だけど、おかげさまで、それぞれの現場監督の皆さん、どっしりしたベテランが揃っている。
腰が据わってるっていうか・・・

慌ててるのは、僕だけ、みたいな。

画:HIROMICHI YASUDA

2014年12月5日金曜日

思い出の話

ある住宅設計の話で、その住宅をスタッフとして担当した人から聞いた話。

クライアントは有名な詩人で、建築家に託したその要望は

「冬の家 又は 開拓者の小屋(住宅)」10坪
「夏の空間 又は 汎神論者の教会(住宅でなくてもよい)」25坪
「質感の変化、開放感、生きる楽しさ、夕立と雪」

要望は、全て「詩」のように配列されたものだったそうだ。
建築家は、歴史に残る名作を創ることで、その要望に見事に答えた・・・

なんか、すごい話を聞いてしまった・・・
僕に出来るかな?

画:hiromichi yasuda

2014年12月1日月曜日

事務所に仲間が増えた

僕の事務所は、25m2程度、だから・・・15畳程。
この部屋に、今年の夏、助っ人さんが1名加わったと思っていたら、12月になってまた1名加わる事に。

と言っても、今度は事務所をシェアして使ってもらうのだけど。。
同じく、設計活動をしている、バリバリのキャリアウーマンである。

咳をしても独り。
独り言も独り。(あたりまえか)
今年の春まで、独りで仕事をしていた事を考えるとずいぶんの変わり様である。

今日、荷物を整理して、三人が部屋を使うのにやっと体を成してきた。
来年は、賑やかになるぞ。
画:hiromichi yasuda