丁度、水戸芸術館に見に行った日に、展示との関連企画で「水戸ブンシツ際」と青木さんの講演会をやっていた。
青木さんによると「ブンシツ」というのは、現在十日町で進めているプロジェクト[市民活動センター]の為に作った設計事務所の分室。
そこは青木さんの事務所の現場詰所としてはやや広めで、十日町の人たちが寄合って会議をしたり、講演会をやったり、お食事会でみんなが集まったりできる。
つまり、建設中の[市民活動センター]で行われるであろう企画を前もってやってみよう、やがて完成する[市民活動センター]を町民が使い果すための助走期間としよう、というわけだ。
従来、設計事務所は建物をデザインすることが仕事で、内容(企画)は別の人が作っていた。しかし青木さんは使われ方(プログラム)に関われない設計にフラストレーションを感じていたと言う。ハードとソフトが一体となって建物が活き活きとするわけだけど、「ブンシツ」は、小さいけれど(ある意味)大きな実験場であった。
追伸
ここでは紹介しきれないけれど他にも多くの試みがあって、ハードに特化した設計手法が江戸時代のデザインに見えてしまうのもそう遠くないだろう。
追伸
ここでは紹介しきれないけれど他にも多くの試みがあって、ハードに特化した設計手法が江戸時代のデザインに見えてしまうのもそう遠くないだろう。