これは、建築界では名著と言われていて、大学に入った時に推薦図書だった気がする。
今回は、3度目か・・・確か大学の時、意味もわからず1度、仕事を始めてコルビュジエにかぶれていた時に2度・・・ずいぶん経って今回が3度目かな。
しかし、今回驚いたのは、内容をずいぶん勘違いしていたこと。
この本はスゴくアジテートな本で、古い風習を徹底的に批判して”新しい建築”を作ろう!という批評精神に溢れた本。
その対象が”新しい建築”を理解しない一般民衆にむけた批判だとずっと思っていた。
でも、それは全くの勘違いだった。
批判はむしろ建築の専門家に向けたもので、実は芸術には縁の無い技術者や民衆、時代の空気を感じて生きている普通の人々に寄り添った本だった。
本は読む時によって違う表情を見せるけれど、ここまで違うとは・・・
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