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http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p525426.html
共同設計の黒田さん、審査員の皆さん、どうもありがとうございました。
大きな建築は、機能が複合しているから、バランスや調整を含めて「全体」を考えることが重要になる。
例えば長編小説のように、全体の構造が複雑で長大なものだから、所々に人を飽きさせない仕掛けが必要になるし、矛盾した条件にも破綻が無いように納めなければならないし、だからと言ってコンセプトは忘れてはいけないし。
全体をまとめるには、持久力を含むかなりの体力が求められる・・と思う。
大きな建築が数多く受賞するのは良くわかる。
対して、僕らのトイレは単機能だから、短編小説のようにシンプルなアイデアでどれだけの強度があるか?が、重要になる。
持久力というより瞬発力、かもしれない。
今回、大きな建築に分け入ってトイレが受賞して本当に嬉しかった。
と同時に、大きな建築でも一度挑戦してみたい・・・と思った。
画:hiromichi yasuda
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