普通に考えたら、上下階を繋ぐ(だけの)ものと考えがちだが、実はちょっとした工夫で、良くも悪くもなる。
ここで言う「良い」とは、昇るのが苦痛ではない、あるいは積極的に昇りたくなる階段。「悪い」とはその逆。
例えば、昇りたく無い階段としては、歩道橋。
あと、地下鉄で経験するが延々と続く階段。これもあまり昇りたく無い。
東急東横線の反町駅の階段は、ご存知の方は少ないだろうが、ホームから階段を見上げただけでゲッソリ。4・5階ぐらいを一気に昇る階段である。
結局、上下を繋ぐという機能以上(以外)の事は考えていないからだろう。
対して、さりげなく上階へ誘う階段は好きだ。
例えば、槇文彦さん(建築家)の階段はよく考えられている。
青山のスパイラルビルや京都の国立近代美術館の階段はいつも感心するが、僕の好きな階段の一つである。
*これは我社設計の階段。自然と上階へ誘うよう光の使い方を考えた。
写真:hidehiko nagaishi
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