環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2012年2月9日木曜日

設計のジレンマ


設計をする時、どんな建物でも必ず悩む事がある。
改修など例外を除いて必ず悩む。

それは「インテリアと外観の大小」問題。
どういう事か?
ま、お聞きください。

インテリアは一般的に広く要求される事が多いのです。僕もそれには多いに共感するのでどんどん広くなる。予算も考えずに、どんどんどんどん。

他方、外観は、お施主さんからの要望があっても無くても、大きくならないように配慮してます。
お隣さんとの関係もあるのだけれど、敷地パンパンに建物を建ててしまったら、通風、採光、音の問題で、自分にとってもお隣さんにとってもマイナスになるじゃないですか。

つまり、部屋は大きく、建物は小さく・・・・これを僕は「インテリアと外観の大小」問題と命名してる訳。そして、その矛盾を解決するのが「設計術」なのです。

ほら、人間だってそうでしょ?
懐や器は大きくて頼りがいがあって、でも他人に対しては謙虚な人・・・ってイイじゃないですか?

僕は、そんな[建築をめざして]いるのです。

方形の家2011←こちらからご覧ください
インテリアが広くなるよう配慮した家

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