環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2012年2月3日金曜日

玄関の話


日本は靴を脱ぐから、玄関に靴がたまる。
狭い玄関では、靴が邪魔になって「外開き」の玄関扉が多い。
(それだけが理由じゃないけど)

その点、西欧では「内開き」が多い。
それは何故か?

エントランス(entrance)の「en」は、中に(どうぞ〜)って意味。
つまり、「いらっしゃ〜い」(三枝風にね)
とお客さんを中に招くのを前提に考えている。
それと全く逆だけど、侵入を拒否すること、つまり防犯も必要。
実は、この二つを満たすのは内開きのほうが良いという訳。

日本では玄関狭小問題に加えて、雨、風、ホコリなど、シャットアウトする機能が必要。それには外開きが適しているという訳。

そうそう、最後のもう一つ。
部屋の邪鬼を追い出すのは外開きで、福を招くのは内開き。
鬼は〜〜外!
福は〜〜内!

今日は節分



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