環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2013年4月10日水曜日

上海から来た友人

大学時代に、同じ研究室にいた中国の留学生だった友人。
現在は、上海清水(建設)で仕事をしているのだけど、ちょくちょく来日して、年に数回会う。

僕の中国観は、彼との会話で感じる事が多いのだけど、価値観というか、ものの感受性は、やはり違いを感じる。

「いまどんな仕事をしているか?」という話になった時、彼はよく規模(建築面積)に還元する。
勿論、建築における「大きさ」は、売上げや社会性、関わる人間の多さに直結するから、日本でも重要な仕事だけれど、彼の話を聞いていると、それ以上にもっと深いところで「大きさ」に対する信頼を感じる。大きい事は人間にとってもいい事だみたいな・・・

対して、同じ質問に対して、ぼくらは「面白い」仕事かどうか?と答える事がある。小さくたってなんだって、自分が面白い仕事は人間にとっていい事だみたいな・・・・

「大きい」と「面白い」は全然水準の違う話なのでアレなんですが・・・
でも、こうした話ができるのはなぜか楽しい。
画:hiromichi yasuda




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