先日、プロの歌手(同級生)から歌のレッスンを受けた時の事。
(ちなみに、歌手に転向するわけでは無いので・・・)
場所は、ピアノがぽつんと置かれたなんでもない部屋。
設計者の性で・・・天井は高さ2.6m ぐらいかな?・・横6m、縦9m程度かなあ・・と、ついつい数値で空間ボリュームを考えてしまう。
でも歌手の同級生は、空間理解がとてもユニークだった。
まず、部屋をぐるりと歩く事から始り、首を大きく横に振って壁を見渡し、縦に振って床壁天井を見渡し・・・と、目だけでなく体で「体感」して空間を認識する。
空間の広さが意識できると、人は発声する時に無意識に音量を調整するのだそうだ。
(歩いたり首を振ったりするのは、空間の広さを体感するだけでなく発声の「準備運動」でもあるのです。)
という事は、広さの違うコンサートホールでは常に発声を微調整しながら最適化された音空間を作っているのか・・勿論マイク(機械)はあるけど、基本はあくまでも生身の身体。
目から鱗がハラハラと落ちていく。
とても貴重な体験になった。どうもありがとう。
出典:http://www.sozaijiten-kids.rash.jp/index.html
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