環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2012年5月7日月曜日

木材の使い方-2

木材を外で使う場合で特に勉強になったのは、大きく3点あります。
*今回のは、南洋材や外用に加工した木材では無いのでご注意下さい。


1)濡れる場所では、木材は縦に使うべし
2)木材は、樹木近くでは使うべからず
3)平板は、年輪の目をそろえて使うべし


さて、何のことか??
では、順番に解説
1)
木材が常時風雨にさらされる場合、木材を横に使うと腐りやすい。
湿気が腐る原因だけど、木材には道管があって横に使うとそこに水がたまりやすい。
2)
生きている樹木は蒸散作用で水蒸気を出している。だから、樹木の周りは常に湿度が高い状態。1m程度は離すといいでしょう。
木材に蔓草などを絡ませるのは・・・論外。
3)
木材は、反ったり縮んだりする。板目の平板は年輪の外側に向かって反りやすい。複数の平板を「面」として使う場合、板目を揃えないと暴れる。


その他にも、地面から30cm以上離して使え!、西面に使う場合は保護塗料を多めに使え!、赤身と白太では赤身を使え!、などあります。


てな感じで、お役にたちましたか?
経験豊富な大工さんなら知っていることですけどね。
今日はいつになく有益な話をしたので満足。


という訳で、整いました!
「木材の使い方−2」と掛けまして、
「え〜・・うっそー!?」と解きます。
その心は!
どちらも、ありがたい(有り難い)お話でした。
出典:http://bsoza.com/person_09.htm















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