いくつになっても、おっかない人がいる。
建築界では、篠原一男さんはその一人だ。
もう亡くなられたけれど、未だに「シノハラ・・」と口にしただけで、ちょっと脈拍が上がってしまうような畏敬の念を感じてしまう人。
今、上海で大きな展覧会をやっている。僕の設計の師である高橋夫妻が行かれて、そのお土産話と共に「篠原一男」さんの言葉が記された手帳を頂いた。
それは2cm程の厚みがあって、ほとんど白紙だけれど12ページ中の1ページ、篠原一男さんの言葉が書いてある。だから、パラパラめくっていると突然、篠原さんの言葉にぶつかる。
例えば
「日常化してしまったふやけた連続性は破壊していかなければならない」 と・・
やっぱり、背筋が伸びる。
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