環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2013年10月1日火曜日

快適な室内の為に

住宅を設計をする際に、自然界から必要なものを必要なだけ取り込むと、エコで快適な居住環境になる。
例えば、太陽の光を室内に入れる。暑い日は風を取り入れる、等々。
その為に窓があるのだけれど、僕らはそれを「インターフェース」と言う。

浜松に「ROKI」という会社があって、
建築家の小堀さん設計の研究所が出来たと聞いて、見に行ってきた。

エントランスを入ると、圧巻だった。
巨大なオフィスの天井が全てトップライト!
数千平方メートルはあろうかという天井が、全てトップライトで白く発光している。

ところで、暑くないの?

太陽は、光の他に、紫外線・赤外線なども同時に発して、例えば赤外線は熱を届けるから、室内は温室のようになってしまう。
この屋根はそこを上手く峻別して「光」だけを取り込んでいるから、暑くは無かった・・、というか、むしろ快適であった。*1
建築のインターフェースは重要で、自然界から必要なものだけ取り込むから快適な執務環境が作れる・・と言う訳だ。


そう言えば、ROKIという会社、主に車のフィルター(オイルフィルター、エアフィルター)を作っている会社だそうだ。
「フィルター」は、不必要なものを「取り除く」のが仕事・・ですからね。


画:hiromichi yasuda

*1(天竜川の冷気を取り込んでいるとのこと)

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