[代田の町家]はとても素晴らしい住宅だった。
坂本さんは、これを30代早々で作っているのだから・・・
ある種、天才的なところがあったと思う。
先日、坂本一成さんが設計された、[代田の町家]を見てきた。
1976年に建てられたこの住宅は売りに出ていて、今はだれも住んでいない。
(今回、それが理由で中まで見られる事になった)
一通り拝見して、その清々しさに、ただただ興奮して、
でも、何が僕の琴線に触れたのか?
上手く整理できないもどかしさを感じて・・・
・・・・と、その時
友人建築家が
「僕のやりたい(設計したい)事が全てやってある。しかも『上手く』やってある・・・」
と、ポロッとつぶやいた。
「そう!・・・まさに、そう!!」
住宅を見るとき、そこでの生活(豊かさ)を見ると同時に、僕ら専門家は空間の構成やスケール、光や風の流れなどプロ(作り手として)の視点で見る。
この住宅は、その点をすごく満足させてくれる住宅だった。
画:hiromichi yasuda
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