例年、友人と連れ立って新井薬師という真言宗のお寺に行く。(*1)
僕らは、今年もいい年になりますように、とお参りする。
特に信心深いわけでもないけれど、年々、仏様に手を合わせる事が多くなってきた。
歳、なんでしょうね・・・子供の頃、おばあちゃんが手を合わせて頭を下げるのを見て、意味も解らず真似していたけれど、徐々にそれが腑に落ちるようになってきた。
境内に大きな香炉(線香の台)があって、線香の煙を体の弱いところ悪いところに当てると治る、と言われている。
僕らの前を、年老いたご夫婦(らしき人)が丁寧に体に煙を当てていた。
おじいちゃんがおばあちゃんの腰に煙をかけて、おばあちゃんがおじいちゃんの肩に煙をかけていた。
最後に、お互いに合掌して、頭を下げた。
どこか心和む光景だった。
画:hiromichi yasuda
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