環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2013年9月17日火曜日

堀部安嗣さんの住宅を見せて頂いてー2

堀部安嗣さんの「逗子の家」を見せて頂いた。

逗子にはそれ程高い建物は無くて、駅から6・7分も歩くと、閑静な住宅街となる。
さらに5・6分歩くと海岸に出るから、暮らすにはとてもいい環境である。

そんな中、やんわりと、樹木に囲まれた、軒の低い住宅があった。
奥ゆかしい佇まいで上品な感じで・・・
それが「逗子の家」だった。

建物のファサード(正面デザイン)は、どこか人と似ていて、威圧的な人(建築)もいれば、引き篭もりな人(建築)もいる。
逗子の家は、そのどちらでもなくて・・・なんだろうか、いつもニコニコして人の話を聞いている、感じのいい人・・・という印象
道路との間に緩衝領域として樹木を置いたり、軒を下げて自分を小降りに見せる事で、周囲の環境にも気を配っている、そんな住宅である。

台風一過で、住宅見学にはいい日和であった。
画:hiromichi yasuda


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