どういう事かというと、例えば建築の場合だと次のようなことです。
建築を見るとき、一般の人は、「スゴい!」とか「奇麗ね」「住みやすそう」と、直感的な印象がまずあって、それが建築の価値をあらかた決める。
ところが、専門家は違う。直感は勿論あるが、直ちに「ここは職人が苦労したな」とか「どうやって作ったんだろ?」「コスト調整が大変だったな」など、自分があたかも設計者になったような視点で見てしまう。この建築は作ったとき何が障害になって、どこで苦労したかなど建築の背景に目がいってしまう。(職業病ですね・・・)
[感動]について、制作者の苦労(したであろうこと)に比重が移ってしまうから、「玄人好み」なんて言葉も生まれるのです。
でも、一般の「わ〜、スゴい!」という直感は決して忘れてはいけない視点で、それを疎かにすると鼻持ちならない[専門家]になってしまう。
つまり、「スゴい!」モノを作る為に「どのように作るか」を考えているのが専門家・・・ということかな。
出典:http://magoichi.blog9.fc2.com/blog-entry-130.html
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