JRの焼津駅から北に30分程車を走らせると、その新らしい生活の場があった。
竹やぶとシイノキとその他諸々の山と、中腹を切り開いた茶畑と、麓の田んぼ。あと小川。
昔ながらの里山。
誰もが想像する田舎暮らし。
家にはまだ荷解きの終わらない荷物があって、引越はさぞや大変だったんだろうな・・と想像する間もなく、「それでもだいぶ片付いたのよ」との答え。
「よく決心したね」というと「みんなに言われる」、と。
引越の話を聞いたのは突然だったけれど、彼らにしてみれば数年前から計画していたとのこと。
多少不便だったり、一々新鮮だったり、ちょっと寂しかったり・・でも大きな解放感があったのが、僕にとっての「新しい生活」だったのを、思い出した。
画:hiromichi yasuda

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