環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2015年1月12日月曜日

リノベーション

雑誌などをパラパラめくってみると、古い建物をおしゃれに改修したインテリアを見かけることが多くなった。
日本にもリノベーションが定着して、中古建築を改修して住むことが「かっこいい」と思えるようになって来た。

40年前、姉がソニーのラジカセを買った時のことをよく覚えているけど、ラジオとカセットデッキが一つになって(ラジカセ)、確か3万円強だった。
とても羨ましくて、親にだだをこねたのをよく覚えている。
「新しい」技術とデザインが、とてもキラキラしていた。

今は、たいていのモノは直ぐに手に入る。昔は数万円した腕時計だろうが電卓だろうが、100円ショップでも手に入る。
よくもまあ、これだけモノが増えたものだ。

古くなった建物には、新しい技術もデザインも無いけど歴史がある。数十年、下手すると百数十年の「歴史」がある。

新しい技術とデザインだけじゃなくて、普通の歴史も「価値」として見られるようになったきたのかな。
画:hiromichi yasuda


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