環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2014年2月6日木曜日

メタボリズムの建築

東京は、都知事選まっさかり。来週の9日には新しい都知事が決る。

ところで、もう過去の事なので覚えていないだろうけど、2007年の都知事選挙で黒川紀章さんという建築家が立候補して、建築界ではちょっと話題になった。
良くも悪くも目立つ人で、選挙カーに自分の設計したカプセルカーをつかったりするから色物扱いされたりして・・・同業者として、ま、ちょっとアレだったですけど・・・

そのちょっと変なおじさんも、1960年代の「メタボリズム」という、当時日本の建築界の一大ムーブメントの中心にいた人で、まぎれも無く建築界のスターだった。

高度成長期の「メタボリズム」(新陳代謝)は、東京の変化していく姿とオーバーラップして都市の「成長」を鮮やかにビジュアル化した。なんと言うか、時代の欲求と建築運動が手をつなぐ幸せな時代だったと思う。

当時の建築に向けられた熱気というか情熱を見たい・・・と思って、メタボリズムの代表作の一つ、中銀カプセルタワー(黒川紀章)を見学することにしたが・・・・
今の時代をビジュアル化したら、どんな建築になるんだろ?
画:hiromichi yasuda




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