ところで、もう過去の事なので覚えていないだろうけど、2007年の都知事選挙で黒川紀章さんという建築家が立候補して、建築界ではちょっと話題になった。
良くも悪くも目立つ人で、選挙カーに自分の設計したカプセルカーをつかったりするから色物扱いされたりして・・・同業者として、ま、ちょっとアレだったですけど・・・
そのちょっと変なおじさんも、1960年代の「メタボリズム」という、当時日本の建築界の一大ムーブメントの中心にいた人で、まぎれも無く建築界のスターだった。
高度成長期の「メタボリズム」(新陳代謝)は、東京の変化していく姿とオーバーラップして都市の「成長」を鮮やかにビジュアル化した。なんと言うか、時代の欲求と建築運動が手をつなぐ幸せな時代だったと思う。
当時の建築に向けられた熱気というか情熱を見たい・・・と思って、メタボリズムの代表作の一つ、中銀カプセルタワー(黒川紀章)を見学することにしたが・・・・
今の時代をビジュアル化したら、どんな建築になるんだろ?
画:hiromichi yasuda
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