と同時に、それは20年に一度だけ、伊勢神宮正殿を拝見出来る、唯一の機会である。
20年に一度しか見られないというのもさることながら、そのたった1度の機会も撮影はダメ。正殿を拝見した人は、その姿を目に焼き付けておくしかない。
今回、知人である建築家の土屋さんの計らいで、その「お白石持行事」に参加させて頂いた。
板垣南御門を潜り、外玉垣南御門を通過し、そして最後の瑞垣南御門を抜けると、正殿が姿を現した。
白い玉砂利の中を、黄金色に輝く桧の社があった。
鬱蒼とした森から区画されたその場は、白昼夢のような光景だった。
現実とは思われない不思議な風景の中で、石を奉納して、その場を後にした。
桧の香りだけが妙にリアリティがあった。
夢か幻か・・・いまもそんな言葉がもっとも正直な感想。
こんな貴重な機会を与えてくれた土屋さんにはとても感謝しています。
画;hiromichi yasuda
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