環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2013年7月2日火曜日

図書館で資料を探していると・・・

設計の為の資料集めで、図書館に立ち寄る。
幾つか、めぼしい資料が見つかったので、コピーを取り終えて一休みしているとき、
ふと背表紙が気になって、本に手を伸ばした。
それは、アルバロ・シザが、ル・トロネ修道院を訪ねる話だった。

最初は週刊誌でも眺めるようにパラパラめくっていたが、シザのスケッチのページで、手が止まった。

ル・トロネ修道院の外構のスケッチで、歩道の先にレンガの塀など、何気ない小道風景がパースペクティブに描かれていて、
何度か見た事があるヨレヨレした線のスケッチだけれど、そこには道の広さや塀の高さ、厚みなど諸々の「寸法」が記入されていた。

つまり、実測図!?

想像するに、そこはシザにとって心地よい空間だったのだろう。
そして、それを実測する事で頭に焼き付けていたいたのだろう、、、と思った。

画:hiromichi yasuda







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