環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2013年7月18日木曜日

伊勢神宮と烏口

伊勢神宮は、有名な神社だから、数多くの写真家が撮影している。

有名な本(写真集)では、1962年に出版された、渡辺義雄さん撮影の「伊勢」。
丹下健三さん、川添登さんの論文も載っている、とっても贅沢な本。

それから、石本泰博さんが撮影した「伊勢神宮」も有名な本だ。
これは1995年に出版されて、磯崎新さんと、稲垣榮三さんの論文が掲載されている。
こちらも、豪華本。カラー写真がとても奇麗。
実は、そのどちらも所蔵していて、何を隠そう、僕は伊勢神宮好きである。

大学の最初の設計課題で、伊勢神宮を烏口で描くというのがあった。
烏口というのは、昔の人が使ったペンのような製図用具。墨で描く。
ペン先がカラスのくちばしに似ているから、烏口。

当時既に烏口なんか使って図面を描く人は居なかったし、なんとも古風な、アナクロな感じの授業だと感じたけれど、今にして思うと、それが伊勢神宮に興味を持つきっかけだった。なんかヘンテコリンだけれど、不思議な魅力を感じるというか。

今年は20年に一度の式年遷宮がある。
画:hiromichi yasuda





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