第三海堡とは、明治から大正にかけて、首都防衛のため作られた人工島。完成後は島の上に、砲台や兵舎、見張り台などが複数建設された。
その砲台や兵舎が、コンクリート製のトーチカで、ちょっとやそっとじゃびくともしない、分厚いコンクリートの塊。
追浜に陸揚げされたトーチカが、建築的に面白いというので見に行ったのです。
実際、コンクリートの量感と、そのロマネスク教会を思わせる様な内部空間(アーチと光のパノラマ)はとても面白かった。
ちなみに、第三海堡は面積は約34,000m²の人工島で、1892年8月起工、1921年完成。
完成までに約30年もかかった。
ところが・・・・・1923年の関東大震災で、島自体が液状化により、水没。
巨大な予算をかけた首都防衛の要塞は、僅か2年で使い物にならなくなってしまう。
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