環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2015年2月17日火曜日

職人技

現場に行って感心するのは、職人さんの技。
先日も、大工さんがあっという間に断熱材を壁に隙間に止めていった。

シュパッ、シュパッ。
大型のホッチキスようなガンタッカーをほとんど体の一部のように使いこなしている。その職人技とスピード感は、仮に断熱材を止める作業であっても、美しい。

そう言えば、僕も『片手で卵を同時に3つ掴んで、尖った方を下にして瞬時にパックに詰める』ことが出来る。
幼少のころから中学を出るまで、家業の手伝いで培った技術で、当時、ゴッドハンドとさえ思った。親の手伝いをさっさと終わらせたい一心で、1個から始まって、2つ、そして3つ同時に掴んでパックに詰めた時は、始めて自転車に乗れた時に似た喜びを感じたものだ。
もしもオリンピック競技で、『片手で卵を同時に3つ掴んで、尖った方を下にして瞬時にパックに詰める』種目があったら、日本代表になったかもしれない。
ちょっと競技名が長いけど・・・

しかし、いかんせん、『片手で卵を同時に3つ掴んで、尖った方を下にして瞬時にパックに詰める』技術は、今の建築設計の仕事には、何の役にも立たない・・・・
というか、自宅で目玉焼きを作る時でさえ、無駄に3つ掴む必用は全く無い。

どこかでこの技術、使えないかな・・・・

画:hiromichi yasuda


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