環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2015年11月29日日曜日

鴻池朋子さんの「根源的暴力」展の話

何とも刺激的な題名の展覧会だった。(*1)
恥ずかしながら、鴻池さんの作品も彼女自身も知らなかったのだけど、その作品には、ちょっと圧倒された。

いったい、これは何?
動物の皮をキャンパスに描いた獣の絵画、臓器のような不気味な彫刻の数々。
感情に強く作用するけど、モヤモヤとなかなか言葉にならない。
これだけの力作を前にして、なんとももどかしい。

多くの来館者がいて、その中に著名な批評家の東浩紀さんがいた。
(僕も、何冊か本を読んだ事がある)
一枚の絵を前に、小声で娘さんに説明をしていた。
家族連れのプライベートな鑑賞だったみたい。

そ〜っと近寄って聞き耳をたてたら、小学生にもわかるような言葉でとても解りやすい説明をしていた。
フムフム・・・・
東さんが次の作品に移動すると、気が付かれないように、僕もそ〜っと付いていった。。。

画:hiromichi yasuda

*1 

鴻池朋子展「根源的暴力」

場所:神奈川県民ホール
会期: 2015年10月24日(土)~2015年11月28日(土) 




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