環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2014年6月19日木曜日

地下に向かう住戸(イランその3)

最初に宿泊したホテルがそうだったのだが、
イランの住居は、地下に向かっている、気がする。
伝統的な建物の作り方は、地面を掘って、掘り出した土を日干しレンガにして、壁を立上げ、ボールト屋根にする・・とか。

それは、究極の地産地消。
その場で出た土は、その場で処理しましょ。
自分ちの建材は、自分ちでまかないましょ。

僕らみたいに、遠くカナダから木材を輸入し、中国の石を使い、西洋の衛生陶器を使う・・・事はないのだ。

ま、勿論、イランと言えども現代ではいろんな建材を使っているけれど・・・

住居が地下に向かうのは、もう一つの理由がある。
地下は、涼しい、のである。
日本みたいに湿気が無いから、日差しを遮る地下は、本当に快適であった。

画:hiromichi yasuda



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