環境デザイン・アトリエ
横浜の建築家からのメッセージ。日々感じた事を綴ります。
坂本功さんの「木造建築を見直す」という本を読んでいると、伝統木造建築で一般的に言われている説の「間違い」が説かれている。
例えば、[正倉院の校倉造りは積層された木の膨張収縮によって内部の宝物を湿気から守っているのよ]説、とか、[五重塔は心柱が浮いている事で免震になってるから地震に強いのだよ]説、とか。一つ一つ検証してその間違いを説いているから、ガラガラと「伝統神話」が崩れてしまう。
歴史の教科書で習ったのはなんだったのよ〜
極めつけは、東大寺大仏殿は、鉄骨トラスで屋根を支えていて、工法はイギリス製なんだって(明治の改修)・・・・あらま。
伝統が持つシンプルな魅力・・は好きだけど、
実はそんなシンプルではなくて、ハイブリッドで錯綜してるのよ・・というのも、判る気がする。
画:hiromichi yasuda
設計の傍ら、街づくりにもちょっと関わっている。
今やっているのは黄金町の街づくり提案で、今日も地元の建築家仲間と集まって相談した。
こういうのは無報酬で、仕事とも言えず・・・・というか、誰に頼まれた訳でもないから単なるおせっかい。
じゃ、何でやってるか?というと・・・う〜ん、と考え込んでしまう。
今日集まった仲間も、それぞれ目的もモチベーションも微妙に違うだろうから、とりあえず自分の事を考えると、「将来、仕事に繋がるかもしれない」「自分のスキルアップになる」という積極的な理由から「仲間もやってるから・・・」という消極的な理由まで思いつく。
ただ、一つ確かな事は、「街を改善する」という大義があること。
街を善くすると言う理念・理想がある事。それは皆が共有している気がする。
それが、精神的な負担が少ない理由かもしれない。
画:hiromichi yasuda
昔、シャープのコマーシャルで、目の付けどころがシャープでしょ・・・ってキャッチコピーがあった。
当時2流家電メーカだったけど、ダブルカセットとか縦型レコードとか、とにかく変なモンを出しては、売れたり売れなかったりしていた。
近頃はあまり変なの出さなくなって、ちょっと残念。
話は変わるけど、最近ランドセルを愛用している。
初めてランドセルをしょったその日に、見知らぬ女性が
「よかったら、その鞄のメーカー教えてくれますか?とても素敵なので・・・」
と。♡
それ以来、褒めてくれるのは決まって女性。
対して、10回に1回ぐらい男性が褒めてくれる。
男性と女性とでは、目の付けどころが違うんですな。
少なくとも、ランドセルについては目の付けどころがシャープでしょ・・・は、女性か・・な。
画:hiromichi yasuda